40歳のLOST&FOUND

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RAW現像とカラーマッチングに関するセミナー(おまけ編)

というわけで(笑)、FlexScan SX2262Wを購入しました。当然、EIZO EasyPIX Ver2.0とのセットで。
さっそくモニターを設置してみましたが、これが意外とデカい!これまでも22型を使用してきましたが、サイズは十分すぎると思っていたので今回も同じ大きさなのですが、箱からしてすごくデカいです。
それもそのはず、上下&回転可動式になっているため、スタンド部がしっかり作られています。ホイホイ持ち運ぶものではなさそうです。

設置自体はとてもカンタン。ケーブル類をつないでPCを立ち上げたら、そのまま使えました。以前は画面のプロパティかなにかで、設定をあれこれいじって苦労した記憶がありますが、そんな必要は一切ありませんでした。

続いて早速キャリブレーション作業へ。付属のセンサーを使ってこんな感じで作業していきます。
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まずはセンサーでプリント紙の白色点を測定し、そのあと目測で微調整をします。ここで問題となるのが、以前の記事にも書いた照明です。上の画像では、プリント紙を置く台を設置し、上からありあわせの電気スタンド(3波長昼白色蛍光灯)で照らしてみました。ちなみにプリント紙を置く台は、100円ショップで買った木製イーゼルとバインダー、トータル210円で制作しました。(笑)
目測微調整は、慣れないと結構てこずります。ちょっと調整しては離れてぼんやり眺めて、を繰り返すことでそれなりに合っていると思えるようになりました。

これができれば、あとはセンサーを画面にセットしてキャリブレーション作業を行うだけです。所要時間は、箱を開けてからなんと30分足らずで終了してしまいました。(驚)
結果はこんな感じです。
a0132635_2159413.jpg


光の当たり方の関係で、画像上は若干差異は見られますが、実物はほぼドンピシャです!驚きです!こんな簡単でいいのだろうか?専用キャリブレーター付きで実勢価格5万円台。レンズ買わなくて良かった!もう多くは申し上げますまい。。。

今回もう一つ便利だと感じている機能は、ボタンで簡単に表示モードを切り替えられることです。上記手順でキャリブレーションをした設定を、ユーザー設定として保存できます。
一方で、一般的なweb画像をきれいに表示するs-RGBモードも同様にボタンで簡単に切り替えられます。
こんな感じです。
a0132635_2294130.jpg


今後は、写真ブログの閲覧や、自ブログへのアップロード用画像の現像はs-RGBモードで、プリント用現像はキャリブレーション済みモードで、と使い分けて行こうと思っています。

とりあえず(完)
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by 1969lost_found | 2011-03-23 22:14 | 画像処理

3つの画像~つづき~

3つの画像についてご意見いただきました。ありがとうございます。
元画像は同じなんですが、現像作業の条件を変えています。

①枚目はrawをSILKYPIX DSProで読み込んでデフォルト設定でJPEG化しただけです。

②枚目は、キャリブレーションしたモニターで現像したJPEGファイルです。(AdobeRGB環境)
つまり、モニター表示とプリントがきっちり合っています。

③枚目は、モニターの表示モードとして「s-RGB」モードで表示させ、②のプリントと同じになるように現像したJPEGファイルです。(s-RGB環境)

②のモニター表示は、若干黄色味がかって表示されます。(でも、紙白はある程度合っています。)なので、結果として青の方向に現像された、ということになるでしょうか。

③で使用したs-RGBモードは、通常のweb閲覧に適したモードのようです。このモードで他の写真ブログを拝見すると、今までは色やコントラストが?な画像も結構きれいに見えることがわかりました。
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by 1969lost_found | 2011-03-23 21:10 | 画像処理

3つの画像

下の3つの画像、皆さんから見てどうですか?


a0132635_20344242.jpg



a0132635_20361525.jpg



a0132635_20375149.jpg


3つとも元画像は同じですが、現像環境が異なります。
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by 1969lost_found | 2011-03-21 20:39 | 画像処理

RAW現像とカラーマッチングに関するセミナー(2)

つづきです。

第2部 EIZO EasyPIX Ver2.0を活用したカラーマッチング

まずはカラーマッチングに必要な基礎から教えていただきました。
最も基本的かつ重要な条件、それは環境光、つまりプリントを見る部屋の照明です。どれだけモニターで色を追い込んでも、精度の高いプリンターを使用しても、プリントを鑑賞する照明が適切なものでなければ正しい色に見えません。色評価用蛍光灯を使用するのが望ましいのですが、3波長昼白色蛍光灯でも代用できるとのこと、なるべく演色指数が100(=太陽光)に近いものを選びましょう。私が使用しているのは、部屋の天井は昼白色蛍光灯(演色指数不明)で、プリント鑑賞用には卓上電気スタンドに3波長昼白色蛍光灯(演色指数=84)を取り付けて使用しているので、とりあえずこれで良しとします。

次に、カラーマッチングに適したモニターについてですが、諧調表現、画面均一性、色再現域がキーとなります。要は良いモニターを使いなさいということなのですが。
私が使っているモニターでは、一部の色域でトーンジャンプがあり、画面を斜めから見ると薄いピンクに色かぶりすることは認識していました。(視野角特性が低い) また、色再現域については、一応AdobeRGBカバー率92%(だったかな?)を使っています。色再現域の違い、つまり、sRGBかAdobeRGBかについてはあまり違いがないと思いがちですが、けっこう差が出ます。以前の記事でアップした「はやぶさ」の緑、「都電新型」の紫は、AdobeRGB域のようで、対応していないWEBブラウザーで見ると違った色に見えます。
視野角特性については、IPSかVAパネルがやはりいいそうです。現在の私のモニターはTNパネルなので、斜めから見ると色合いと明るさの変化が大きいということになります。

次にモニター-PCのOS-SILKYPIX-プリンターのマッチングです。このあたりの話はiccプロファイルをきっちり設定し、プリンタードライバー補正off & SILKYPIXにて「カラーマネジメントをおこなう」に設定しておけばよいので、それほど難しい話ではありません。

そしていよいよモニターのキャリブレーションについてですが、モニターとしてFlexScan SX2462W-HXを、キャリブレーターとして最新版のEIZO EasyPIX Ver2.0を使用しての実演です。モニターがColorEdgeではないところがポイントです。やっぱり高いですからね。最低でも10万以上します。サラリーマンには手が出にくいです。
キャリブレーターの本体は市販品と同じですが、EIZO®製品専用に作られたシステムのようです。
手順としては、正しい照明の下でまずプリント用紙の白色点をキャリブレーターで測定します。その後、目視でズレを微修正します。続いてモニター表面にキャリブレーターを取り付けてキャリブレーションします。操作はいたって簡単。モニター本体の設定をいじる必要もありません。一度見ればすぐできそうです。そしてその場ですぐ顔料プリントして、モニターとプリントの比較を行いました。。。スゴイです。完璧!まったく同じように見えます。あんなに簡単な操作で?今までのワタシの苦労は?。。。冷静な顔を装いつつ、そのすごさにかなり動揺しました。(笑)
個人的なこれまでの経験ですが、モニターとキャリブレーターをそれぞれ個別に購入して使うので、相性というのもあるように感じていました。ちなみに、現在使用しているM社のモニターは、Spyder3とは全く相性が合わず、i1display2を使ってようやくそれらしくなりました。
ところが今回のEIZO EasyPIXはEIZOモニター専用にスペシャライズされたシステムです。相性は当然完璧です。しかも、簡易的とはいえ、プリント用紙の白色点を測って取り込んでいること、モニター本体の設定を一切いじる必要がないことが特筆すべき点です。もっと早く出会っていれば。。。

その他、学んだこととして、今までずっと疑問に思ってきた現像ソフトでのマッチング設定である、「知覚的」と「相対的」の違いについての質問に答えていただき、とてもすっきりしました。両者の違いは以下の通りです。

そもそも、モニターはRGBの加法混色で色を作っているが、プリンターはCMYKの減法混色で色を作っている。RGB色域よりもCMYK色域の方が狭い。したがって、CMYKで表現できない色を変換する必要があるが、その手法として「知覚的」と「相対的」がある。「知覚的」は、諧調や色域の連続性を重視した変換方法で、メーカーにより差が出やすい。一方「相対的」は、色域の中央部は変えずに、周辺部を内側へ補正する方法であり、メーカーによる差が少ない。

最後に、自分たちが持ってきたrawファイルを実際に現像してプリントしてみる演習です。自家プリントも持参して比較の対象にしました。幸い、プリントの比較については、ほとんど差がなく、紙質の違いによるわずかな差異だけでした。

まとめ
・プリントを鑑賞する環境、特に照明に気を使おう。
・モニターは高品質なもの(写真向きのもの)を使おう。
・専用に作られたキャリブレーションシステムの効果は絶大、しかも手間いらず。

。。。で、気がついたら大きな箱が!

えっ?

次回「おまけ編」につづく。
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by 1969lost_found | 2011-03-09 22:40 | 画像処理

RAW現像とカラーマッチングに関するセミナー(1)

今回機会がありこのようなセミナーを受講させていただきました。
場所は、EIZO®のブランドでおなじみの株式会社ナナオさんのショールームである「EIZOガレリア銀座」です。私が所属するサークルのメンバー数名と特別参加のこの方が受講生。特別講師にこの方をお迎えしてのセミナーです。
このセミナーは、モニターとプリントのカラーマッチングについてだけではなく、(株)市川ソフトラボラトリーさんの
SILKYPIXを使って、RAW現像も学べてしまうというコラボセミナーなのです。

個人的には、RAW現像ソフトとしてメインにSILKYPIX Developer Studio Proを常用していますし、モニターについてはこの通りの状況で買い換えを検討していますので、なんともタイムリーすぎる企画です。期待がどんどん高まります。(ってどんな期待?)

というわけでこのセミナーの様子をレポートしたいと思います。

第1部 SILKYPIXを活用したRAW現像

最近ベータ版が公表されたSILKYPIX Developer Studio Pro5がとても気になっていたところですが、今回これを使用しての講義でした。

最新版ではありますが、使い勝手の大きな違いはなく、DSProユーザーとしてはすんなり入って行けます。まずはRAW現像の基本的な手順:「明るさ調整→WB調整→コントラスト調整」を実操作を見せていただきながら学びました。この手順は基本ですが、まずここをきっちり決めることが大切です。いきなり彩度や個別の色をいじってしまうと収拾がつかなくなる。。。こういうことはよくありました。(汗)
その後さらに実操作をしながら各機能の解説をしていただきました。随所に鉄道写真ならではの現像テクニックもあったりして非常に内容の濃い講義でしたので、ここぞとばかりに普段もやもやしたことを質問しまくりました。(苦笑)
以下、私が今回学んだ点:◎、再確認した点:○ についていくつか書いておきます。(全部書ききれません)

 ○「ホワイトバランス」の「暗部調整」は、高感度撮影の時に夜空が赤くなってしまった場合など、黒が黒になっていない
  ときに調整する。

 ○「調子」の「コントラスト」はトーンカーブをS字にすること、「コントラスト中心」はS字の中心を移動すること、「ガンマ」は  カーブを持ちあげたり下げたりすること。。。つまりトーンカーブを直接触らなくても同じことがスライダーで調整できる。

 ◎レベル調整でシャドーとハイライトをぎりぎりまで切り詰めるということは、画像のシャドー端を(R,G,B)= 
  (0,0,0)に、ハイライト端を(255,255,255)に近づけること。

 ◎桜の花など白に薄く色がのっているような被写体は、AWBでは色かぶりとカメラが判断し、逆に補正することがある。  (ピンクを薄緑に補正) 白に薄く色が載っている被写体は要注意。

 ◎JRのロゴのうち、白抜きのものはグレーバランスツールのスポイトポイントに使える。

 ○倍率色収差は赤と青がセットで出現する。フリンジは片方のみ紫色がでる。

 ◎DSPro5はノイズ抑制を強化している。DSPro5で立ち上げただけで(ノイズ除去操作をせずとも)暗部ノイズがかなり  抑制されていた。つまり、プラス補正して暗部をもち上げてもノイズが現れにくいことが期待できる。

 ○ノイズ除去とノイズキャンセラの違い:ノイズキャンセラは、シャープをかけた後に出るノイズを除去するためのもの。    (シャープ処理をしないのであれば必要なさそう。)

 ◎ノイズ処理に対する考え方の提案:輝度ノイズを消した後、解像感を損なわないぎりぎりまでノイズ除去してプリントで  確認する。プリントでOKならばそれ以上のノイズ除去は追及しない。解像感保持を優先した考え方。

 ◎カメラのイメージセンサーによって画質が決まるわけでは必ずしもない。センサーのマイクロレンズで電荷を測定して   変換器でアナログからデジタル信号に変換するがここのノイズシールド性の問題もある。AIサーボ作動中にシャッター  を切った場合など、ノイズを拾うことがある。レンズとボディーの組み合わせの問題もある。(つまり、シャッターを切る際  には、その他の余計なことをカメラにさせないことが画質向上につながるということか。。。)

特に暗部ノイズ抑制強化はスゴそうです。本件、別途DSPro5のインプレッションで書きたいと思いますが、ひょっとしたら撮影のし方が180度、とは言わないまでも30度くらいは変わりそうな予感がしています。
その一方で最後の2項目にあるように、ノイズとの付き合い方をもう一度考え直してみようと思いました。

次回、「カラーマッチング編」につづく。
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by 1969lost_found | 2011-03-06 18:56 | 画像処理

ボツ画像倉庫から

撮影から帰ったらまずすることは、

①DVD-Rに画像をバックアップ(CFカードの中身全て)
②外付けHDDにバックアップ後、明らかなピンボケ、ブレブレ画像削除
③HDD画像が問題なく読めることを確認したら、CFカード初期化

ここまでやってから現像作業に取りかかるわけですが、以前は③の次の作業として、

④使えそうな画像と使えなさそうな画像をフォルダー分け

というのをやってました。ここで「使えなさそう」に分類されると、その後あまり見ることが
無くなってしまうんですよね。時間をおいて見てみると、そのなかに結構掘り出し物が
あったりして。。。

というわけで、最近は④はやめて、定期的に過去画像をチェック、プリントすることに
しています。

a0132635_21233321.jpg


それにしても、外付けHDD 何台買えば済むんだろう。。。
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by 1969lost_found | 2010-10-11 21:25 | 画像処理

焼き込み

近所を自転車で早朝散歩しました。
ずっと気になっていた小さなお宮で撮影。
まともに現像すると、背景の木の暗部がつぶれてしまうので、
すこし明るめに現像し、暗部以外をPHOTOSHOPで焼き込み
してみました。(でもつぶれてる)
普段あまりやらない不得手な作業なので、もっともっと勉強が
必要です。
a0132635_9225524.jpg

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by 1969lost_found | 2009-08-15 09:25 | 画像処理